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東西南北

ニッケイ新聞 2013年2月2日付け

 数々の汚職疑惑噴出の最中、上院議長に選ばれたレナン氏だが、あのメンサロン事件の主犯として実刑判決を受けて話題となったジョゼ・ジルセウ元官房長官が同氏を強く支持していた。ジルセウ氏はレナン氏は「マスコミと検察による間違った道徳キャンペーンの犠牲者」と、メンサロン裁判の際に自分を弁護したとき同様に評しているが、ジルセウ氏に味方につかれるのが果して今、いいことかどうか…。
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 サッカーのリベルタドーレス杯のリーグ戦にブラジルから6チームが進出することになったが、南大河州ポルト・アレグレのグレミオの本拠地グレミオ・スタジアムでは1月30日、リーグ戦進出を決めたその試合で応援席の柵が崩壊。改修わずか2試合目で、雪崩のように殺到する行為が禁止され、崩壊部分も閉鎖された。先日のナイトクラブ火災に続いて、南大河州は災難続きの状態だ。
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 日本の文豪・谷崎潤一郎(1886〜1965)に強い影響を受けたというサンパウロ州の画家、マルコ・ジアノッティの展覧会がサンパウロ市西部ピニェイロスのガレリア・ラケル・アルナウドで今日からはじまる。「ペヌンブラ」と題された展覧会では、赤を基調とした和風の陰影を描いた作品などを展示する。21日からは大竹富江文化センターで「ジアリオ・デ・キョート(京都日記)」という展覧会も開かれる予定。