ニッケイ新聞 2013年2月8日
オーストラリアのシドニーで2日夜、南大河州ノヴォ・アンブルゴ出身のマルスク・ヴィニシウス・モラエスさん(27)が暴行を受け、意識不明の重体と5日付G1サイトなどが報じた。
マルクスさんは3年前渡豪し、働きながら英語を学び、経営学や商業の講義も受けていた。当日は同市在住のブラジル人友人の永住ビザ所得を祝うフェスタからの帰りに暴行され、頭蓋骨骨折の重傷を負った。6日までに2度手術を受けたが意識不明で、数週間入院が必要と見られており、警察が事件の背景や加害者の割り出しを急いでいる。
母のアンドレア・リッテルさんは二つの学校で教鞭をとる教師だが、息子に付き添うために休職許可を得、ビザを取得。7日夜の便でシドニーに出発し、9日夜、現地到着の予定だ。
マルクスさんは将来はシドニーの大学で学ぶ事を望んでいたが、アンドレアさんは、息子が旅行出来る状態になったら連れ帰る意向だ。アンドレアさんは3月3日に帰伯しなければならないが、必要なら別の人が豪州に行くか、自身の滞在を伸ばすかのどちらかで息子の世話を続けるという。