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サンパウロ州=カーニバルの取締り強化=交通警察以外の要員配備=最新鋭の麻薬探知機を使用

ニッケイ新聞 2013年2月9日

 サンパウロ市のカーニバルがはじまった8日午後から12日までの間、サンパウロ州が飲酒者や麻薬使用者による運転や酒類の販売の取締りを強化する。8日付伯字紙が報じている。
 アウキミンサンパウロ州知事は8日、カーニバル期間中の取締り強化に関する文書に署名した。詳細は明らかにされていないが、軍警によると、8日から始まった特別取締りで検問が強化される地域はパレードの行われるサンパウロ市北部のアニェンビ周辺や、サンパウロ州海岸部へ抜けていく通りなどが対象となるという。取締りはサンパウロ市のみならず、海岸部の都市やサンジョゼ・ドス・カンポス、カンピーナスでも検問強化が行われる。
 カーニバルの連休を機に採用する検問方式と従来の検問との違いは、ほとんど道路警察のみだった検問所に市警警部や書記官も配置することだ。従来なら、飲酒運転者を摘発した場合、道路警察が3〜4人がかりで警察署に連行しなければならなかったが、市警がその場で調書を作ることで、法的な手続きが迅速に行われるようになる。
 また、飲酒運転が疑われる人が呼気検査などに難色を示した場合を想定した鑑定医や、指導のための保健部門の専門家も配置し、取締りの強化につとめる。
 また、連休中の取締りでは、ブラジルでこれまで使われたことのなかった大麻やコカインの探知機も使用する。薬物の検出は唾液によって行われ、いかなる量であっても、検出された時点で交通刑法306条に則り、6カ月から3年の実刑と1年間の運転免許停止、1915・40レアルの罰金が課される。
 また、飲酒運転禁止法改定後、酒気帯び運転の基準値は、呼気中アルコールで1リットルにつき0・10ミリグラムから0・05ミリグラムに引き下げられている。さらに、これまで呼気か血中のアルコール検査だけが飲酒運転の証拠として使われていたところが、ビデオ・カメラや第三者の証言も証拠として有効になった。
 カーニバル期間中は、飲酒運転と共に、酒類の販売を行う場所も厳しくチェックされ、未成年者に酒類を売らせないようつとめるという。
 サンパウロ州ではカーニバルの連休を利用する旅行客で9日も、アンシエッタ/イミグランテス、アニャングエラ/バンデイランテス、アイルトン・セナ/カルヴァーリョ・ピント、カステロ・ブランコ/ラポーゾ・タバーレス、ヅットゥラなどでの混雑が予想されている。

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