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パイヴァ氏息子が語る=父の軍政拷問死確認を受け

ニッケイ新聞 2013年2月9日

 6日付本紙で報じた、軍政下で行方不明になったルーベンス・パイヴァ元下院議員の死の真相発表後、息子でジャーナリストのマルセロ・ルーベンス・パイヴァさん(53)が現在の心境を語った。8日付エスタード紙が報じている。
 6日付本紙では、元下議が1971年1月20日にリオの陸軍秘密警察(DOI—Codi)に収容され、22日に脱走を図り、その日のうちに殺害されたことを真相究明委員会がつきとめたことまで伝えたが、その後、DOI—Codi関係者3人によって拷問死したことが判明した。
 その報道後、エスタード紙は、同氏の息子で同紙に寄稿するジャーナリストでもあるマルセロさんにインタビューを行った。マルセロさんは12年7月26日付本紙で報じた、航空会社の障害者への扱いの粗悪さを告発した「車いすのジャーナリスト」でもある。
 マルセロさんは真相究明委員会の発表に対し、「DOI—Codiで当時働いていた医師が、父が拷問を受けて殺される場面を見たと証言していたこともあり、死の真相は40年ほど前から知っていた。それが人づてでなく確認されたまで」で、特に新しい発見はなかったとした。
 その上で「父がいつ、誰にどのように殺され、どこに埋葬されたか。なぜ父が拷問を受けなくてはならなかったのか、誰が拷問を命じたかなど、知りたいことは山ほどある」とした。
 また、「1979年の恩赦法は拷問を加えた人にも適用されるが」の質問には、「あの法は民主的な議論が行われずマスコミも検閲されていた時代の悪法だ。当時の最高裁判断も司法でなく、政治の都合に左右された」と真っ向から反対した。
 そして「今やるべきことは」の質問には「証言者の証言を聞くこと」と答え、同氏の母がDOI—Codiに13日間抑留されたにも関わらず、記録が残っていないことなどへの疑問を呈した。

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