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デカセギ帰伯子弟ら対象に=昭栄奨学金説明会、23日

ニッケイ新聞 2013年2月19日

 【既報関連】帰伯した若いデカセギ経験者やその子弟を対象とした、CIATE(国外就労者情報援護センター)と宮坂国人財団が実施する奨学金給付プログラムの説明会が23日午後2時から、文協ビル内のCIATE事務所(Rua Sao Joaquim, 381)である。
 同プログラムは70年代、当地でシルクの製品製造と紡績の分野で事業を展開していた昭栄株式会社が、撤退のさいブラジルに残した資金を日系社会に役立ててほしいとCIATEに依頼し、創設に至ったもの。
 給付の対象となるのは、大学の学部課程に所属する5人程度の学生。国内に所在する大学であれば大学は公立、私立を問わず、専攻も問わない。18〜30歳までのデカセギ経験者またはデカセギ子弟、家庭の収入が少ない、他の奨学金を受給していないことなどが条件。
 選考はCIATEの学術評議員が行ない、書類選考の後に面接がある。奨学生となる人には毎月最低給料1カ月分が支給され、それが学部課程を修了するまで続く。
 説明会で願書が配布される。応募期間は2月23日〜3月8日(受付時間午前9時〜午後5時半)で、CIATEにて受け付ける。問い合わせはCIATE(電話=11・3207・9014、メール=contato@ciate.org.br)まで。