ニッケイ新聞 2013年2月23日
【既報関連】20日に行われたリベルタドーレス杯の試合でボリビアの14歳のサポーターが死亡した事件を受け、南米サッカー連盟(CONMEBOL)が21日夜、コリンチャンスに対する処分を発表したと22日付伯字紙が報じた。
通達されたのは、事件に関する調査完了までリ杯でのホームでの試合は無観客とし、アウェーでも同チームのサポーターへのチケットは発券しないという内容で、最低60日間はこの処分が適用される。
20日のサンホセ戦はコリンチャンスのリ杯初戦で、グループリーグの残り5試合はすべて60日以内に行われる。コリンチャンスは、27日の対ミリオナリオス(コロンビア)戦など、ホームの3試合8万5千枚のチケットを完売しており、同処分に異議を申し立てる意向だ。
昨年12月に改正された規約ではサポーターが事件を起こした時はチームも処罰対象となり、今回はその適用第1号。20日の試合では、コリンチャンス応援団が海難事故などで打ち上げるような飛距離の長いロケット弾タイプの花火を使用。30〜40メートル離れた観客席にいて顔面を直撃された少年は、病院に着く前に死亡した。