ニッケイ新聞 2013年3月1日
ジョゼ・カルドーゾ法相が2月27日、ブラジルで盗まれボリビア国内で流通していた車両を返還してもらうための合意文書に署名、盗難車両の引渡しが始まったと同28日付伯字紙が報じた。
ボリビアでは、南米各国で盗まれた車やトラック、バイクが市場で売買されており、2011年からの取締りで押収された書類のない車両中、ブラジルから持ち込まれた事が判明した車両が返還される事になった。第一段階は497台(ブラジル政府発表、ボリビアは450台と発表)が対象となり、その一部は27日にマット・グロッソ・ド・スル州コルンバーに近い、ボリビアのプエルト・キハロで引き渡された。
2月13日にはチリの車両257台が返還されており、ボリビア政府は今後、アルゼンチンやパラグアイとも返還に関する話合いを進める予定だという。