ニッケイ新聞 2013年3月2日
ローマ法王ベネディクト(ポ語ではベント)16世が2月28日に退位したため、後継者選びのためのコンクラーヴェの準備が進んでいるが、米国枢機卿らがサンパウロのオジロ・ペドロ・シェレル大司教を次期法王に推す動きがあると1日付エスタード紙が報じた。
2月28日にベント16世に別れの挨拶をした100人余りの枢機卿の中からは、そろそろ欧州以外の地域から法王をという声も出ている。現時点での有力候補は、イタリア(ミラン)のアンジェロ・スコラ枢機卿やガーナのペーテル・トゥルクソン枢機卿、カナダのマーク・ウェレット枢機卿などだが、その中にオジロ大司教の名前も入る可能性があるという。
オジロ大司教を推す準備をしているのは米国の枢機卿とされ、欧州の枢機卿の一部や開発途上国の枢機卿達の中からも、オジロ氏を支持する動きが出ているという。