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ウニカンピ図書館で火災=希少本の書庫は焼失免れる

ニッケイ新聞 2013年3月5日

 サンパウロ州立カンピーナス総合大学(ウニカンピ)の言語学研究所(IEL)図書館で3日早朝に火災が発生、470平方メートルが焼けたと4日付伯字紙が報じた。
 火災が起きたのは3日朝5時半頃。15分後に消防が駆けつけて消火したが、新着図書の管理や学生への対応を行う建物が被害に遭い、電子機器や書架、書籍の一部を焼失したが、希少本などのある書庫は無事だった。
 ウニカンピには中央図書館を始め、計27の図書館があるが、建坪1881平米、10万5650冊の書籍を擁するIEL図書館は同大学の学術研究などの中心的な役割を果たしている図書館の一つだ。
 大学側は別の入り口を設けたりして、学生への対応を早急に再開する予定だ。出火原因は調査中だが、消防は電気の短絡(ショート)によるものと見ている。