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サンパウロ市=人気バンド歌手が変死=若者に人気のショロン

ニッケイ新聞 2013年3月7日

 サンパウロ市西部ピニェイロスで6日朝、人気バンド「チャーリー・ブラウン・ジュニア」のヴォーカル、ショロン(42、本名・アレッシャンドレ・マグノ・アブロン)が、変死体となって発見された。6日付伯字紙サイトが報じている。
 自宅アパートの台所で意識不明となっていたショロンの発見者は彼の運転手だ。4日の24時に出かける予定で迎えに行ったが連絡がつかず、その後もう一度立ち寄っても連絡がつかなかったため、様子を見ようとして部屋を訪ねたという。救急医療隊がすぐにかけつけたが、既に死亡していた。最後にその姿が目撃されたのは4日の午後6時頃だったという。
 市警の殺人課は午前7時40分頃から現場検証をはじめた。警察によると、250平米に及ぶアパートは至るところに酒や鎮静剤などが散乱、風呂場には血の跡も残っていたほか、コカインらしき白い粉が発見された。市警は、薬物の過剰摂取によって死亡したのではないかと見ている。
 ショロン率いるチャーリー・ブラウン・ジュニアはサンパウロ州サントスで結成され、1997年にデビュー。ロックに黒人音楽のラップを掛け合わせたスタイルはブラジル音楽界に新風を巻き起こし、「プロイビーダ・パラ・ミン」などのヒットを飛ばし、若者たちの間でブラジルを代表する人気バンドとなった。2005年と10年にはラ米音楽の栄誉である「ラテン・グラミー賞」でも最優秀ブラジルレコード賞を獲得した。
 周囲の人々の証言によるとショロンは半年ほど前に15年ほど連れ添った妻と別れて以来、鬱状態に陥り、「天国の父親に会いたい」などともらしていたという。
 ショロンの死の一報は大きな反響を呼び、サッカーのネイマールも追悼のコメントを寄せた。

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