ニッケイ新聞 2013年3月9日
サンパウロ市の5月23日大通りで7日、バットマンとピエロの格好をした2人組がサンタジェネローザ橋に教師の欠勤に反対する横断幕をかけた後、ロープで降りてくるという光景が見られた。
7日付G1サイトなどによると、2人組は〃平和を求める狂人集団〃のメンバーで、バットマンはカッポン・レドンドの38歳の企業家、ピエロのパタターは20歳の塗装業者だ。同集団のメンバーには怪盗ゾロなどもおり、子供に玩具を配ったり、暴力反対のメッセージを送ったりする時も、バットマンなどの名前を使っている。
横断幕には「教師の欠勤は暴力の温床となる」と書かれており、バットマン氏は、教師が休めば生徒達は学校外でたむろするようになり、麻薬密売などに手を出す可能性も増えると訴える。彼らが言う暴力は殺人などに限定されず、地域の子供達を暴力から守るための活動を継続している。
前回サンタジェネローザ橋で抗議行動を行った時は、シュレック姿だったバットマン氏。今回は交通妨害でパタター氏と共に警察署に連行されたが、サンパウロ州選出の連邦議員に抗議文書を渡そうと昨年末ブラジリアに行った時はゾロと穴居人(原始人)が一緒だった。