ニッケイ新聞 2013年3月9日
8日は「国際女性デー」だったが、地理統計院(IBGE)が2010年の国勢調査に基づいて作成したデータによると、サンパウロ市西部バラ・フンダがサンパウロ市で唯一、女性が収入面で一家の家長となっている地区であるという。「環境的に安全で、女性たちが職を得やすい場所の近くにバラ・フンダが位置しているからではないか」とIBGEは分析している。
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数々の汚職問題の末に2月に上院議長に復帰したレナン・カリェイロス氏(民主運動党・PMDB)をめぐり、世論調査統計機関(Ibope)が今月2〜3日に世論調査を行ったところ、国民の74%が「辞任してほしい」と考えていることがわかった。また、58%の人が「議長選挙は不正に行われたと思う」と答え、68%の人が「議長選の投票は実際には行われていないと思う」と答えたという。議会のイメージ・アップはかなり難しいか。
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7日、南米サッカー連盟は、本拠地での無観客試合を言い渡されていたコリンチャンスに対し、応援団の入場を許可する裁定を出した。2月20日のボリビアでの相手サポーター死亡事故以来、味方の応援が誰一人いない苦しい戦いを強いられていたコリンチャンスには朗報となった。だが、敵地で開催の試合は相変らず味方応援団の入場は禁止で、これが勝ち進むための課題となる。