サンパウロ市に最新型のバス停=きれいだが「暑い」と苦情
ニッケイ新聞 2013年3月14日
サンパウロ市に最新型のバス停が導入されて話題となっているが、一方で早くも苦情が出はじめている。11〜13日付伯字紙が報じている。
現在、ガラスか透明なプラスチックの屋根のついた最新型のバス停が設置されているのは37カ所。設置場所は南部モエマやイタイン・ビビ、西部ピニェイロスやペルジゼスなどで、市では4月末までにその数を60、年末までには1400にしたいと考えている。サンパウロ市内では、2015年末までに屋根付の待合所6500と柱だけのバス停1万2500を最新型のものにする予定でいる。
デザイナーのグット・インジオ・ダ・コスタ氏のデザインによる待合所は全部で4種類で、鉄やコンクリートの上にガラスかプラスチックの屋根がついている。現在導入されているのは「構築された混沌」が36カ所。より落ち着いた雰囲気で市立劇場の前にあるタイプは、歴史的建造物の前に設置されるという。
また、パウリスタ大通りや西部ベリーニといった金融地区などに導入されるタイプには、広告の掲載が可能なデジタル・パネルが併設される。
新型のバス停には、サンパウロ市が07年に導入し、屋外広告を禁止するシダーデ・リンパ法施行以来初めて、企業による2平方メートルの広告を打つことが可能なため、現在、多くの企業の問い合わせが殺到しているという。
こうした新しいバス停に対し、サンパウロ市民は「きれいだ」などの好意的な反応を寄せているが、一方で「屋根が光や熱を通し暑いしまぶしい」「日陰がない」「どこ行きのバスが停まるのかという運行情報がない」などの苦情も出ている。特に多いのは暑さに関する苦情で「屋根は透明なものではなく不透明なものの方が日光の吸収に良いのでは」などの意見もある。