ニッケイ新聞 2013年3月15日
来月末に迫った文協会長選挙。木多体制が3期目の出馬をしたところで、思わぬニュースが飛び込んできた。小川派が、自派の4人の副会長を入れた〃融合シャッパ〃を提案。それが受け入れられないとなると真っ向対決となるのだろうか。この会合は、安部下議の宮原補佐官、援協の菊地会長が出席。欠席したが県連の園田会長の参加も予定されていたようで、どうやらポリチコ、コロニアの総意の形を取っているようだ。今までの経緯から、小川氏が現体制の元で副会長になることは考えにくい。となると…?
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ブラジル生長の家伝道本部は、3年前に当地の宗教団体として初めてISO14001(国際標準化機構の資格)を取得した。その資格更新のための再検査が実施され、無事に通過した認可証が、3日に授与された。これは環境に深く配慮した経営をしていることを証明するもの。村上理事長は「サンタマリア火災を受け、消防関係の基準が厳しくなったが、無事認可された。職員全員の献身的な努力のおかげ」と感謝した。監査組織のフィスカルが抜き打ちで訪れ、職員に厳しい質問を浴びせるよう。今では全職員が自分のコップを持ち、使い捨てはゼロだとか。
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愛知県瀬戸市在住で豊田市内のブラジル人学校高等部を卒業した日系人、中豊留ハルミさん(19)が、名古屋外国語大学の入試に合格した。毎日新聞が報じた。ハルミさんは4歳で訪日、瀬戸市の小学校に通った。2年ほど一時帰国したがまた戻り、ブラジル人学校に通いながら、保見団地で活動するNPO「トルシーダ」の日本語教室でも勉強し、見事合格を決めたとか。ブラジル人学校高等部の卒業生が日本の大学に合格するのは稀だ。「将来は観光に関係する仕事に」と語っているそう。相当なものだっただろうその努力に、拍手を送りたい。