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熊本県人会で会長交代=小山田氏から田呂丸氏へ

ニッケイ新聞 2013年3月19日

 ブラジル熊本県人会は2月24日に定期総会を開催し、5年間会長を務めてきた小山田(おやまだ)祥雄さん(65、コルネリオ・プロコピオ出身、二世)が退き、10年以上も副会長として支えてきた田呂丸哲次さん(67、ポンペイア生まれ、二世)が新会長に就任し、挨拶に来社した。
 08年4月に現職のまま病死した福田康雄会長の後を受け、急きょ昇格した小山田さんだったが、08年の県人会50周年という節目の式典をしっかりと仕切った。母県からは県知事を筆頭に140人の慶祝団が駆けつけ、州議会で式典をした。11年4月には九州新幹線開通式に120人の慶祝団と連れて行く予定だったが、3・11大震災の影響で延期され、同年9月に60人と規模を縮小して訪れた。
 小山田さんは「5年間、とても良い経験をさせてもらった。これも会員、役員、婦人部のおかげ。婦人部の活躍抜きには県人会はありえない」と感謝した。田呂丸新会長も「母県とのつながりを大事にし、みなが親睦できる場であり続け、ブラジル社会にも貢献できる何かをしていきたい」との抱負を語った。