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大学生のトロッチ大問題に=奴隷制時代の黒人真似る

ニッケイ新聞 2013年3月21日

 ミナス・ジェライス連邦大学(UFMG)の法学部学生が、新入生に対して奴隷制時代の黒人を思わせるトロッチ(冷やかし)を行ったことが「人種差別」として問題になっている。19日付伯字紙が報じている。
 学生たちによる人種差別的な行為は写真に収められ、ネットで流出して騒動となった。写真では全身を黒く塗られた新入生が白人男性に鎖でつながれ、「新入生シカ・ダ・シウヴァ」と書いた段ボール紙を首にぶらさげている。シカ・ダ・シウヴァは、ゴールドラッシュだった18世紀のミナス・ジェライスの有名な黒人奴隷の名前だ。
 別の写真は、ドイツ・ナチス軍のアルフレッド・ヒトラーを模した口ひげの男性が縄で柱につながれ、その周りで4人の男性が忠誠を誓うポーズを取るというものだ。
 これらの写真は、ジウマ・ボラーダ(仮名)なる人物により、「UFMG法学部の学生がなんてばかなことを」とのコメントと共にネットに掲載された。そうしたところ「許せない」との反応が多数寄せられ、大問題となった。
 大学側は18日午後に学長の署名入りの声明を出し、「新入生に対するトロッチは教師や職員、学生への暴力的かつ強制的な行為を禁じた学内規定に抵触する」として構内での同様の行為を禁じた。大学側は関与した学生を処罰する意向で、最低でも10〜30日の停学、最悪なら退学処分もありえるという。
 このトロッチは学生間でも強い波紋を投げかけた。19日午後、全国学生自由連合(Anel)や、戦う女性運動(MML)といった学生団体のメンバー計300人がUFMGのアフォンソ・ペーナ・アカデミー・センターで集会を開き、関与した学生たちに対する抗議声明を発表した。

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