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ニッケイ新聞 2013年3月21日

 お遍路の旅に挑戦する歩こう会のメンバー2人は、出発から事前調査に余念がないようだ。森光マリアさんは、アフリカ系のブラジル人ですでにお遍路を経験した友人がいるといい、「いろいろ教えてもらっています」と笑う。よくテレビなどで白衣と傘を身につけて歩いている外国人を目にするが、ブラジル人にもやはり経験者がいるよう。聞けば、森光さんはこれまで栃木、横浜、黒部ダム、福井、瀬戸大橋などをまわり、かなりの〃日本通〃。70歳にして「満を持して」というお遍路への挑戦に、期待に胸を膨らませていた。
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 福島原発事故に起因した日本食品の輸入や持ち込み等に関する規制が大幅に緩和された。大使館情報3月号によれば、昨年12月以降、原産地証明書、放射線物質の分析証明書の提出は福島産の食品のみに。また、税関での放射性物質に関する検査は全て廃止、個人の輸入も原産地域に関わらず認められ、日本郵便も今月15日付で引き受けを再開している。震災から2年、規制が全て撤廃されるまであと一歩か。