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企業の成長をお手伝い=コーチ・A社 竹内健さんが視察来伯

ニッケイ新聞 2013年3月26日

 「創造的な組織づくりを担うリーダー」育成を目指し、世界的にコーチング・サービスを展開する株式会社「コーチ・A」(Coach A、2001年設立、本社東京、伊藤守代表取締役会長)のニューヨーク支社から、竹内健エグゼクティブコーチ(42、東京)が来伯、当地進出を目指し視察、あいさつのため来社した。
 コーチングとは、1対1での会話を通し、顧客の目標達成におけるプロセスをサポートするもの。目標実現を早め、個人の能力を高めるツールとしてビジネス界で注目されている。
 1997年にアメリカからコーチングを導入し、日本初のコーチ養成機関を設立、2001年に法人事業部として独立した。ニューヨーク、上海、シンガポール、香港に拠点を置き、企業、病院、役所等7千以上の組織を対象に百人以上のコーチが多言語でサービスを提供する。目下、欧州および南米に狙いを定め海外展開を図っている。
 竹内さんは「わが社は独自の研究所を持ち、蓄積したデータの分析も行っている。これだけの規模でやっているところは世界に他にない」と胸を張る。顧客の中には、半年間で90億円の売り上げ増を達成した企業もあったという。
 今回はブラジル日本商工会議所や人材派遣会社を訪ね、コーチングを紹介。関心のある企業には今後セミナーを開催していく。また、竹内さんが以前務めていた、コーチ・A本社と提携する会計事務所PwCのサンパウロ市支社との共同事業を行う予定だ。
 「コーチングを受けると自主性、自発性が高まり、会社でのパフォーマンスやコミュニケーション力がアップする。個人の性格、学習スタイル、文化に応じてコーチングを提供します」。セミナー開催も随時受け付けている。希望者は竹内さん(メール=takeshi.takeuchi@coacha.com)まで。