日系社会ニュース
■訃報■遠藤浩氏
ニッケイ新聞 2013年3月26日
昨年までサンパウロ日伯援護協会傘下のサントス厚生ホームの経営委員長だった遠藤浩さんが24日未明、入院先のサンジョゼ・ドス・カンポスの病院で、心臓発作のため亡くなった。79歳だった。
福島県出身。1957年、ボリビアのサンフアン移住地に入植して64年に来伯、モジ・ダス・クルーゼスを経てサントス市に移り、南米銀行の支店に勤務、支店長も務めた。
2004年からサントス日本人会会長を務め、戦時中に接収された日本語学校の返還運動を展開した(06年に返還)。その後は同会の顧問、福岡県人会サントス支部長も長く務めた。
援協の理事には1999年に就任、サントス厚生ホームの経営委員長を務め、一昨年には日本政府の秋の叙勲で旭日単光章を受章した。
25日にサントス日本人会館で告別式が行われ、サントス市内の墓地に埋葬された。49日のミサが行われるが、日時は未定。