ニッケイ新聞 2013年4月2日
第28回モジ秋祭りが初めて2週末連続(4月13、14、20、21日)で行われるにあたり、主催するモジ文化体育協会の幸村ペドロ会長(モジ市議)、中山喜代治評議員会長、渋谷仁元評議員会長らが来社し、「県連のそれに次ぐ規模の日本祭として、ぜひ各地から見に来てほしい」と呼びかけた。 テーマは「お待ちしています」で、例年一週末で7万人ほどの来場だが、今年は9万人になると見込まれている。幸村会長は「今までピーク時には会場付近の渋滞がひどく迷惑をかけたが、今回は日数が多いので緩和されるはず」という。 昨年は亜国日系人が来場したが、今年はエジプトとイラクの商工会議所一行が来場する予定になっている。幸村会長は「アウト・チエテは蘭の生産地としては南米一、シメジなら南北米大陸一。この農業面の実績をアピールしたい」と意気込んだ。 当日は名物シメジのパエリア、シメジとベーコンの串をはじめ、25レストラン、44バザリスタが出展する。農産文化展会場には600軒の農家が花や野菜などを出品し、品質を競う。 2010年のNHKのど自慢チャンピオン大会で優勝したロベルト・カサノバさん、平田ジョーさん、わずか9歳にしてその歌唱力の高さから昨年日本に招待されテレビに出演した国吉メリッサちゃん(四世)はじめ、いろいろな芸能、音楽、太鼓などが披露される。灯籠流しは行われるが、花火はなくなった。 恒例の慰霊祭は13日午前8時半から、開会式は同10時から。同市内のパラダイス・リゾートがサッカーW杯のキャンプ地候補に正式に選ばれており、来年の秋祭りは本番直前になるだけに、盛り上がりが期待されている。午前10時から。入場料は大人12レアル、子ども半額、7歳以下無料。(会場=Av. Japao, 5919, Bairro Porteira Preta)