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西森ルイス下議が活動報告=経済使節団、今年40回目

ニッケイ新聞 2013年4月6日

 連邦下院議員の西森ルイス氏(62、PSDB)が4日に本紙を訪れ、活動の近況報告を行った。
 昨年末に落成式が行われたクリチーバの日本移民百周年記念公園は、「すでに全体が完成した」と報告した。
 同市は、公園の有効利用を考えるにあたって環境保護に意識の高い日本企業などの運営参加を募っており、西森氏は「クリチーバは環境モデル都市。あそこで公園を利用した環境にやさしい取り組みができれば、他市にも広がると思う」と呼びかける。
 また、マリンガー市と兵庫県加古川市の間で友好姉妹都市提携が結ばれてから、今年で40年目。マリンガーでは5月、加古川では10月にそれぞれ記念式典が開かれる。加古川市の樽本庄一市長や企業家らの一行約30人の訪問団が、式典にあわせて5月に来伯する予定だ。
 自身が団長を務める例年のパラナ友好経済使節団は10月に実施予定で、こちらも40回目となる。「過去最高」(西森氏)の約80人が参加する予定だといい、一層の関係強化を期待する。
 その他、自身が積極的に関わるプロサバンナ事業(日伯両国が連携し、モザンビークのサバンナ地帯を農業開発するプロジェクト)については、モザンビークから研修生20人ほどをブラジルに受け入れる計画を進めているという。研修先として大学や民間の農業企業を調整しており、8月の受け入れをめざして候補者を選考中だ。
 「うまくいけば、アフリカのみならず世界の食料供給に貢献できるすばらしいプロジェクト。中長期的な計画で、間違いがないように進めたい」との展望を語った。