ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | スーパーで2児が感電=1人は心停止も客が救助

スーパーで2児が感電=1人は心停止も客が救助

ニッケイ新聞 2013年4月9日

 サンパウロ市南部マルジナル・ピニェイロスのカレフールで3月24日、冷凍食品の陳列棚(ゴンドラ)に触れた7歳児と6歳児が感電、1人は一時心停止も起こしたと6日付フォーリャ紙が報じた。
 両親が魚を買う間に海産物の陳列棚に触れた女児2人が感電して離れられなくなったのに気づいた母親は、すぐに姉娘を引き剥がしたが、妹の方に抱きついた時は母親も感電して倒れた。
 養父も感電したが、何とか女児を引き剥がす事に成功。女児は心停止を起こしていたが、救助法を学んだ事のある女性客が心臓マッサージを施したおかげで、1分後に蘇生した。2人は集中治療室に4日間入院。当日は感電による筋肉麻痺のため、3時間は話す事も出来なかったという。
 2人は今月から学校に復帰。店側はゴンドラを交換、家族にも謝罪の品を贈ったが、家族は店の対応は遅く、不誠実だったと批判している。