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プロミッソン=安永忠邦さん92歳祝う=250人集い、連邦議会表彰も

ニッケイ新聞 2013年4月12日

 〃移民の父〃上塚周平の晩年を知るプロミッソンの語り部、安永忠邦さん=二世=の92歳の誕生日が先月30日に祝われ、会場には家族や友人約250人が集い益々の長寿を願った。
 「ひまつぶし」と笑いながらも毎日農園でコーヒー栽培に汗を流す。上塚の墓の掃除も絶やさない。忠邦さんは「人生で一番寂しいことは、仕事がないこと。ひ孫6人全員が来てくれた。幸せです」と本紙の電話取材に張りのある声で話した。
 長男の和教さん(66)によれば、忠邦さんの両親良耕・セキ夫妻がブラジルに移住した1914年(18年にプロミッソンに転耕)から99年目にあたる。来年の100周年に向け安永ファミリーを挙げての喜びの日ともなった。
 なお、安部順二連邦下議が現地を訪れて記念プラッカを手渡し、長年の苦労を称えていた。