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ベネズエラ=大統領選後も混乱続く=対立候補派の反乱で7人死亡
ニッケイ新聞 2013年4月18日
ベネズエラでは14日の大統領選後も混乱が続き、15日夜から16日にかけての抗争で7人が死亡した。17日付伯字紙が報じている。
ベ国大統領選は、ウゴ・チャベス前大統領が後継者に指名したニコラス・マドゥーロ暫定大統領が勝利した。だが、マドゥーロ氏の得票率は50・75%で、48・98%を獲得した野党代表のエンリケ・カプリレス候補との差はわずか。カプリレス氏は票の集計が公正に行われたかどうかを疑問視して、選挙管理委員会に再集計を求めていた。
だが15日、選挙委員会は再集計を行わないままマドゥーロ氏の勝利を宣言した。このため、カプリレス派は15日夜から選挙管理委員会のある地区で全国的な抗議行動を起こし、取り囲んだ軍隊との衝突で計7人が死亡。さらに61人が負傷し、135人が逮捕された。首都カラカスと同市周辺地区では、従業員が攻撃を受けたこともありバス運行が休止された。
この混乱で、マドゥーロ氏はカプリレス氏を「ファシスト」と呼んで非難した。政府寄りで知られる同国検察庁はカプリレス氏を暴力扇動で起訴することを検討している。マドゥーロ氏は、反対派の抗議運動に米国が絡んでいるのではとの疑いを抱いており、反対派が17日も抗議行動を行えば、軍を派遣すると発言した。
カプリレス氏は暴力的な混乱を招いた16日の結果を受け、17日に行う予定だった抗議行進の中止を決めた。
こうした事態に、ブラジルのアントニオ・パトリオッタ外相はベネズエラ国民に対し、平静でいることを求めた。同相は既にマドゥーロ氏の当選を認めている。
マドゥーロ氏の大統領就任式は19日に行われる予定だ。