ニッケイ新聞 2013年4月19日
サンパウロ市保健局が、結膜炎の患者が増加中と警告している。現在は流行と呼ぶほどではないが、大気が乾燥する時期は感染しやすいので要注意だ。
保健局によると、現時点での患者の増加は想定される範囲内だが、寒さが増す秋から冬は、大気が乾燥しやすく、眼科を訪れる患者が増える。
結膜炎は、大気中に飛んでいるバクテリアに感染する例が多く、人が集まる閉鎖空間ではより感染しやすい。化学物質による中毒性のものやアレルギー性のものは、症状が重くなる事もあるので注意が必要だ。
感染を防ぐ方法は、目をこすらない、換気をよくする、タオルなどを分ける、患者との接触を避けるなど。目のかゆみ、充血などの症状が出た時は、生理食塩水などで目を洗い、目薬を点眼するのが基本的な治療法だ。