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表現の自由脅かす暴力=昨年は米州で26人死亡

ニッケイ新聞 2013年4月20日

 米州機構人権委員会(CIDH)が16日、表現の自由に関する年次報告で米州では2012年に26人が殺害されたと発表したと17日付エスタード紙が報じた。
 殺害事件発生率が高いのはベネズエラ、キューバ、ホンジュラスで、02年から連続1位のベネズエラは、司法組織が脆弱で独立性に欠く事や、刑罰の乱用、人権運動家への攻撃などが原因に挙げられ、ジャーナリストや報道機関への攻撃に対する本格的な捜査や責任者の処罰も行われていないと指摘されている。
 キューバの場合、人権侵害は数十年前から恒常的かつ組織的に行われており、政治への参加と言論の自由は今も制限されていると指摘された。
 ホンジュラスの問題は司法と治安で、2009年6月のクーデター後、犯罪者予備軍が増加している。10年以上リスト入りしていたコロンビアは昨年初めて、CIDHの視察団入国を認めた。
 26人の死者の内5人はブラジル人ジャーナリストで、職業が死因に直結。ジャーナリストの死に関する捜査や懲罰はいくつかの国で改善が見られたものの、真相が解明されず懲罰も科されていない例が多いという。ブラジルに関しては、エスタード紙への報道規制問題への言及もあった。
 CIDHは12年、1936件の嘆願書を受け取り、137件の裁判を行った。慎重な対応を求める文書も448通送ったが、受理されたのは35通だけだったという。

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