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東西南北

ニッケイ新聞 2013年4月20日

 17日夜、大サンパウロ市圏オザスコとカラピクイーバで計3カ所で銃撃が起こり、計4人が死亡、7人が重傷を追う事件があった。11時にオザスコで1人、11時30分と35分にカラピクイーバで2回に分け計3人が銃弾を受けて亡くなったが、警察は同一犯の犯行を疑い調査中。この両市では翌18日、市民が犯人への抗議の意を込めバスの焼き討ちを行った。
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 コンサートや演劇での学生料金での半額チケット購入の激増を抑えるべく、その料金での購入枠を全体の40%までにする法案が16日に上院で承認されていたことがわかった。最近では、サンパウロ市でのロック・フェスティバル、ロラパルーザで95%、あまり若者が行くとは思えないジャズ歌手の公演まで72%が学生料金だった。予想される購買者の反発に対し、興行側は正規値段を今後コンサートで35%ほど、演劇で20%ほど値下げする意向。興行の発展には必要な議論だ。
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 18日のリベルタドーレス杯でフルミネンセとグレミオもグループ予選を勝ち上がり、これでブラジルの6チーム全てが24日からの16強決勝トーナメント進出を決めた。同一国からの16強進出としては過去最多。既にベスト16の組み合わせも決まっているが、注目カードはコリンチャンス対ボカ・ジュニオールズ(アルゼンチン)。昨年の同杯決勝の再現だ。