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ニッケイ新聞 2013年4月26日

 22日にグローボTV局スタッフが、援協の自閉症児療育学級(PIPA)に取材に行ったという。先日、パウリスタ大通りを自閉症児療育に対する理解を訴える合同パレードがあり、それに参加した同学級の園児らが一輪車に乗ったりする立派な姿を見た同局の人が驚き、取材することになったとか。放映されれば、一段と一般社会からの同学級への理解が深まるのでは。ぜひ収容者数を増やして、この種の施設の全国的な模範に!
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 25日付け7面「岐路に立つ援協のあり方」記事中、「病院の営業利益の20%」とあるのは間違いで、「病院の総売上げの〜」が正しいと、援協からの指摘で分かった。お詫び訂正する。それにしても、普通の団体・会社なら、総売上げの2割をまるまる慈善事業に充てることはありえない。それで経営が成り立つところが、どれだけあるのか。それゆえに〃公益〃団体なのだろうが、政治家にでもお願いして、もう少し実現可能な条件設定に法改正できないものか。
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 数々の逆境を乗り越え愛知大に合格したラファエル・ユキオ・クスキさんのジャパンタイムスの記事を、昨日本紙のフェイスブックに掲載。すると、わずか一晩で2300人以上が閲覧したことが分かった。普段のアクセス数は200人程度なので編集部一堂ビックリ。在日韓国人のファンからも「胸が熱くなった」とコメント。某大手新聞記者は「地方紙でも全国紙でもなく、英字紙が報道するとは…考えさせられる」との感想を書き込んだ。それをさらにブラジルの邦字紙が翻訳、報道してこの反響だ。多くの日本人に知ってほしい事実だ。