ニッケイ新聞 2013年5月1日
曹洞宗の仏教賛歌「梅花流詠賛歌」の指導のため、29日に特派師範の鈴木恵道さん(50、長野)が来伯、毎年恒例の『講習会』をブラジル、ペルーの全8市で開催する。
梅花流とは、仏教の教えを五・七・五・七・七の和歌の形で曲に乗せて唱えるご詠歌の一流派で、1952年に誕生、結婚賛歌から弔いの歌まで約90曲が揃う。日本では約16万人が親しむ。
鈴木さんは長野県慈眼山検校庵の住職。60人いる詠賛歌師範のうち、二人しかいない女性師範の一人。
案内のため来社した鈴木住職と曹洞宗宗務庁国際課の小枝崇徳さんは、「悩みや苦しみの時を支えてくれるのが詠賛歌。唱えると安らかな心が生まれます」と呼びかけた。
日程は以下の通り。モジ市禅源寺(5月1日)、イタペチニンガ市(2、3日)、南大河州ポルト・アレグレ市(4、5日)、サンパウロ市南米別院佛心寺(7、8日)、ポンペイア市(13日)、ラビーニャ市(14日)、ローランジャ市佛心寺(15、16日)、ペルー国リマ市(19、20日)。いずれも時間は午前10時〜午後3時頃まで、参加無料。
詳細は南米別院佛心寺(11・3208・4515)まで。