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ジェトロサンパウロ市事務所=石田靖博氏が新所長に=進出企業支援に意気込み

ニッケイ新聞 2013年5月3日

 ジェトロ(日本貿易振興機構)サンパウロ事務所の新所長に11日、石田靖博さん(54、東京)が着任、挨拶のため本紙を訪れた。
 東京本部の生活文化サービス産業部で、海外進出支援事業に4年間携わった。担当は中国、ASEAN諸国など新興国。サンパウロ市には3年前、イグアテミ・ショッピングセンター内にアンテナショップ「ジャパン・デザイン」(市場調査等のための試験店舗)が開設された際に訪れた。
 「当地での主な任務は『プラットホーム事業』に全力を注ぐこと」と話す。同事業は、海外進出を目指す中小企業を国の費用でサポートするというもので、ジェトロが実施主体。1日には茂木敏充経済産業大臣を迎え、サンパウロ市で世界初となるイナウグラソンが開かれた。
 「徐々に日常雑貨や化粧・医薬品、生活雑貨、外食産業などが海外に注目し始めたが、アジアはすでに飽和状態。今後ブラジルそういったメーカーが出てくるという仮説の下に、体制を整えていきたい」と意気込みを語った。