ニッケイ新聞 2013年5月4日
サンパウロ市の恒例行事となったインディカー・レースが5日(日)に開催され、4月に行われたカリフォルニアでの第3戦優勝の元F1レーサー、佐藤琢磨や、2004年の年間チャンピオンでブラジル選手のトニー・カナーンらが参戦する。
4日(土)は朝から練習、5日午後が本番のため、アニェンビーの会場周辺は2日夜から交通規制が敷かれている。マルジナル・チエテなどを利用する人は、事前に調べて出かけた方が無難だ。
インディカー・レースは1996年に始まった自動車レースで、今回のレースには、ブラジルからもトニー・カナーン、エリオ・カストロネーヴェス、ビア・フィゲイレドの3人が参加。4月21日の米国でのレースで右手を痛めたカナーンは、200戦目のレースを放棄したくないと、指にかかる負荷を軽くするための特別な調整を加えた車で参加する。カナーンの200戦参戦は、ブラジルではジミー・ヴァッセルの211に次ぐ数字だ。
元F1レーサーのルーベンス・バリチェロは2012年にインディに移籍したが、今回の参戦はなし。3日付フォーリャ紙は、アイルトン・セナの甥のブルーノ・セナにもインディ移籍の話が出ていると報じている。