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ニッケイ新聞 2013年5月4日

 ロシア領海に沈んでいる笠戸丸の錨と舵、鐘を海底から引き上げて、クリチーバ百周年記念公園に設置する計画が、高山ヒデカズ連邦下議の主導で07年に大々的に報道された。公園自体も完成が〃難航〃しているようだが、こっちのアイデアの方も、その後、進展したとの話がまったく聞こえてこない…。笠戸丸同様、引上げ計画も〃沈没〃したか。
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 何度も当地を訪れているという佐藤琢磨選手の文協訪問は、今回が初めて。聞けば、大の自動車レースファンの池本エドアルドさんが1年前からアレンジして実現したそうだ。池本さんはブラジル日本語センターの事務局次長、池本千草さんの夫。同センターの丹羽義和事務局長によれば、その後日本語学習者へのビデオメッセージも残したといい、「日本のレーサーで、コムニダーデに関心を持ってくれた初めての選手では。貴重な存在」と喜ぶ。
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 米アカデミー賞にエントリーされた幸福の科学による長編アニメ『神秘の法』(2012年)が、来週から当地でも公開される。サンパウロ市は地下鉄サンタクルス駅のCINEMARKで9、11、13、14、16日、リオではボタフォゴ区の同映画館で9、11、13日の3日間。同賞は逃したが、リスボン・アニメ映画祭では審査員が国民に観てもらいたい作品「Best of the World 2013」を受賞するなど、海外での反響は中々のもの。