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東西南北

ニッケイ新聞 2013年5月7日

 1日付本欄でも報じた、同性愛擁護と教会批判でカトリック教会から破門されたサンパウロ州バウルーの神父ベト・フランシスコ・ダニエル神父が、破門を意に介さないユーモラスな発言で注目度が急上昇。特に政党がその存在に注目し、現在PSDBをはじめとして4党から誘いを受け、本人も政界入りに興味を示しているとか。今なら不人気の下院人権委員長より支持を集めそう。
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 現在議会で審議中の、コンサートや演劇の半額チケット枠を全体の40%にする件でダッタフォーリャがサンパウロ州民にアンケートを行ったが、法案支持者は51%とわずかに過半数を超えただけで、反対者も40%と多いことがわかった。この法案では、半額チケット枠を設ける代わりにチケット本体の値段を20〜35%下げることも盛り込んでいるが、「今後安くなる」と思っている人は25%しかいなかった。興行側としては耳の痛い話だ。
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 5日のサンパウロ州選手権準決勝のサンパウロFC対コリンチャンス戦はPK戦となり、コリンチャンス5人目のアレッシャンドレ・パトのシュートをサンパウロの守護神ロジェリオ・セニが止めたかに見えたが、前に近づきすぎたとして無効に。命拾いしたパトがやり直しを決め、コリンチャンスは運に助けられて決勝に。決勝の相手は4連覇を目指すサントスFCだ。