ニッケイ新聞 2013年5月7日
サンパウロ総合大学医学部と東京医科大学は、独自に大学間提携を結んでいる。昨年8月にIncorのルイス・ボルトロット教授が訪日して学長と会談した2カ月後、東京医科大学病院八王子診療センターの高沢謙二教授が当地を訪れている。近い将来、学生交換も開始する見込みだとか。高沢教授といえば、日本テレビのバラエティ番組「世界一受けたい授業」にも出演し、著書も多数。医学の面でも、今後の日伯交流に期待。
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内閣官房長官、大蔵大臣などを歴任した元政治家の武村正義さんが、一人で南米を周遊中だ。22日間の旅でブラジルには30日に到着、サンパウロ市に滞在して3日に亜国へ旅立った。他にもチリ、ペルー、エクアドルなどを訪問するとか。耳子と同郷で高校の先輩でもあり昼食をともにしたが、御年78歳ながらそのバイタリティに感服。滋賀県知事時代に南麻州との姉妹州県提携を結び、当地には数回訪問している。滞在中には本紙を「克明に読んだ」。特に俳壇や歌壇に感激したそう。「南米諸国は日本にとって親しみやすい国々。帰ったら旅行記を書きたい」と満面の笑み。