PCファリアスの裁判開始=謎の死遂げたコーロル右腕
ニッケイ新聞 2013年5月8日
1996年に謎の惨殺死を遂げた、コーロル元大統領の金庫番だったPCファリアス氏殺害事件に関する裁判がアラゴアス州マセイオで6日からはじまっている。7日付伯字紙が報じている。
アラゴアス州の有力企業家だったPCファリアス氏はコーロル上議の大統領選の会計役で、コーロル政権への支持取り付けのための企業からの収賄が、1992年のコーロル氏の大統領弾劾につながった。
ファリアス氏はその後収賄罪で投獄されたが、刑期半ばの1995年に監察付きで出獄。1996年6月23日、恋人のスザナ・マルセリーノさんと共にマセイオ市にある別荘で遺体で発見された。2人は38口径の銃で撃たれていた。
この事件は「自殺説」「スザナさんによる心中説」なども流れたが、1999年11月、検察は「他殺」と判断。ファリアス氏に雇われていた従業員8人を起訴し、護衛だったジョゼ・ジェラウド・ダ・シウヴァ、レイナルド・コレイア、アデリード・コスタ、ジョゼマル・ファウスチーノの4人の軍警を殺人の容疑で告発した。
初日の6日は、ファリアス氏の庭師だったレオニーノ・テノーリオ・カルヴァーリョ氏が最初に証言した。同氏は殺人が起きた部屋を清掃し、ファリアス氏とスザナさんの遺体のあったベッドのシーツとマットレスを焼却したが、それについて「もう使う必要がないと思ったから処分した」と証言を行った。
元給仕のジェニヴァル・ダ・シウヴァ・フランサ氏は、死の数日前にスザナさんがファリアス氏と口論し、海に向かって走り出して投身自殺しようとしたことや、死の前日のファリアス氏の様子などについて語った。
また7日には、ファリアス氏と金銭トラブルがあったと報じられ、疑惑が囁かれた実弟のアウグスト・ファリアス元下議が証言を行った。