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コンフェデ杯セレソン発表=ロナウジーニョとカカー落選=五輪世代の若手が中心に

ニッケイ新聞 2013年5月15日

 6月15日からのコンフェデレーション杯に出場するサッカーブラジル代表(セレソン)23人が15日11時40分から発表され、国際的知名度の高いロナウジーニョ、カカーの両ベテランが選から漏れた。14日付ブラジルサイトが報じている。
 リオのソフィテル・ホテルでの発表には、ブラジル・サッカー連盟(CBF)のジョゼ・マリン会長とフェリポン監督、パレイラ・コーディネイターが立ち会った。
 ゴールキーパーは、フェリポン監督再就任から招集されはじめた10年W杯の〃守護神〃ジュリオ・セーザルと、ジェフェルソン、ジエゴ・カヴァリエリの国内リーグ選手2人が選ばれた。
 センターバックは現在のレギュラーのチアゴ・シウヴァ、ダヴィド・ルイスに加え、フェリポン監督就任以降の招集組のダンテ、レーヴェルが選ばれた。
 サイドバックはダニエウ・アウヴェス、マルセロのレギュラーメンバーと、ジェアン、フィリペ・ルイスが選ばれた。
 ボランチはコリンチャンスのパウリーニョはじめ、弱冠20歳のフェルナンド、エルナーネス、フェリポン自身は召集していなかったルイス・グスターヴォが選ばれた。
 最大の驚きはミッドフィールダーで、今回マスコミの最大の注目は、ロナウジーニョ、カカーの両ベテランのどちらが選出されるかだったが、両者共に落選となってしまった。選出されたのは司令塔役のオスカールにジャジソン、そして、これまでセレソンの試合に1試合しか出ていない弱冠20歳のベルナルジが大抜擢された。
 フォワードには、ネイマール、フレッジ、ルーカス、フッキ、そしてマノ前監督のお気に入りだったレアンドロ・ダミアンが選出された。
 フェリポン監督就任後はベテラン選手の起用も目立っていたが、結果的にはマノ前監督が推し進めていたロンドン五輪世代の20歳前後の選手が多くなっている。また、チームでは国内ではフルミネンセ、国外ではバイエルン(ドイツ)、PSG(フランス)、チェルシー(イギリス)と好調な強豪からの選出も目立った。一方でマノ時代のレギュラーだったボランチのラミレス、代表入りの期待もあったコリンチャンスのカシオやアレッシャンドレ・パトなども落選した。
 この顔ぶれについてフォーリャ紙サイトは、「決して悪くないが、賭けの要素も強い並びだ」と評した。