ニッケイ新聞 2013年5月18日
坂尾英矩さんの音楽講座で紹介された、日系人音楽家たち。坂尾さんによれば「ブラジル音楽界で大きな足跡を残すような人もいるのに、日系社会では全くと言ってよいほど知られていない」。本文中で紹介したブビーこと林オルガなどは、日系社会にも大きく宣伝されたが、60年代後半だった当時、演歌などの音楽ばかりが人気だったコロニアには見向きもされなかったとか。
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坂尾さんが「音源はなかなか残っていないと思う」と語っていた栗森兄弟の楽曲。ネット上で検索してみると意外と簡単に動画投稿サイト「YOU TUBE」上に見つけた。ゆったりとしたメロディーに、日本人とは思えないような流暢なポ語、2回の間奏には「ねんねんころり」「蛍の光」が自然に挿入されており、坂尾さんの言葉に違わぬ面白さ。興味のある方は「irmaos kurimori」で検索を。
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旅行情報サイト「トリップアドバイザー」が、外国人が「行ってよかった」日本の観光地ランキングを発表した。1位に輝いたのは、何と広島県の平和記念資料館。施設を訪れた観光客らは、「行く度に衝撃を受ける」「無理をしてでも行くべき」などのコメントを残したとか。それに続いたのは伏見稲荷大社(京都府)、東大寺(奈良県)、厳島神社(広島県)、金閣寺(京都府)。ブラジル人お気に入りの日本観光スポットも知りたいもの。