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サンパウロ州選手権=コリンチャンスが優勝=サントスの4連覇阻止する

ニッケイ新聞 2013年5月21日

 20日、サッカーのサンパウロ州選手権決勝第2試合が行われ、コリンチャンスが第1試合との総合でサントスFCを上回り、4年ぶり27回目の優勝を飾った。21日付伯字紙が報じている。
 13日のサンパウロ市パカエンブー・スタジアムでの第1試合を2—1で勝利したコリンチャンスは、20日の第2試合をサントスの本拠地ヴィラ・ベルミロで戦った。
 試合は、前半27分、ドゥルヴァルがヘディングで合わせたボールをシセロがゴール右隅にボレー・シュートし、サントスが1点を先制。だが直後の29分、パウリーニョのシュートをキーパー、ラファエルがはじいたところをダニーロが押し込み、コリンチャンスが同点に追いついた。
 後半は、サントスが攻め、コリンチャンスがカウンターで逆襲をはかるパターンで試合が進み、コリンチャンスが3度の好機を逃すなどしたが、試合は1—1で引き分け、2試合の得点数で3—2とリードしたコリンチャンスが4年ぶり27回目の優勝を飾った。コリンチャンスは同選手権の最多優勝記録を更新、逆にサントスの同選手権連覇は3で止まった。
 2年連続南米一を狙っていたリベルタドーレス杯では、15日のボカ・ジュニオルズ戦で不可解な判定続きで敗れる悔しさを味わったコリンチャンスだが、「あの試合で悔しかった分、ファンの皆さんに喜んでいただきたかった」と語った。コリンチャンスはこれで11年の全国選手権、12年の南米一と世界一に続き、3年連続でのタイトル獲得となった。
 この試合は、ブラジル代表(セレソン)レギュラーであるサントスのネイマールとコリンチャンスのパウリーニョには、各チームの名前での最終戦となる可能性もある。ネイマールはスペインのバルセロナFC、パウリーニョはイタリアのインテルかウクライナのシャフタル・ドネツクへの移籍が有力視されている。