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異物混入牛乳の余波続く=調合メモ発見、他州でも勃発
ニッケイ新聞 2013年5月24日
【既報関連】南大河州で配送会社が牛乳に水や尿酸などを混入させて、不正な収入を得ていた事件の余波が拡大中だ。20〜22日付G1サイトなどが報じている。
10日付本紙では、南大河州でイタラッキ、リーデル、ムム、ラットヴィダの4銘柄に使われた原乳に水や尿酸を混入した容疑で8人が逮捕されたところまで報じたが、同州での逮捕者はその後も相次ぎ、20日までに11人が告発された。また、農務省は20日、それまでに押収した原乳を粉にして薬物混入の有無を調べ、南大河州タクアラで6・2トンの粉ミルク(原乳62トン分)を焼却処分した。
牛乳への異物混入は南大河州以外でも行われており、ゴイアス州で同じく20日、7人が牛乳に異物を混入させた容疑で逮捕された。これはゴイアス州の州都ゴイアニアから128キロ離れたモリーニョスで判明したもので、こちらでは、700万リットル分の牛乳に塩や砂糖、水が混入されていた。
南大河州では22日に異物混入事件に関する第2次摘発が行われ、3人が逮捕されたが、輸送会社共同経営者のアデナール・ロッケ・シグノル容疑者の家からは、牛乳に混合する異物調合用のメモが発見された。同容疑者は「自分たちの子供には自分たちが生産した牛乳だけを飲ませていた」と自供している。
警察によると、既に逮捕されていた11人の容疑者は、アデナール容疑者らの企業が13万3千リットルの牛乳に異物混入を行ったと証言している。また、同容疑者の家からは36口径の銃も発見されている。
南大河州では前述の4銘柄のほか、ホルマン、グーラック、ソー・ミルクの3銘柄も発売が差し止められている。南大河州で異物混入後に加工された牛乳は、パラナ州などに渡った疑いもある。