ニッケイ新聞 2013年5月24日
法務省が22日、ジョンソン&ジョンソン社の鎮痛解熱剤ティレノル(Tylenol、日本ではタイレノル)の製造元ヤンセン・シラグ・ファルマセウチカに、300万本余の商品回収を命じた。
22、23日付メディアによると、回収開始は27日。対象は11年12月〜12年11月に製造され、製造番号PPL055〜RJL123の製品で、15ミリリットル入りと7・5ミリリットル入りがある。製造番号は容器後部か箱の上部に書かれており、有効期限は14年12月〜15年11月となっている。
問題の商品は、容器の不具合で薬剤の過剰投与を招く可能性がある。同薬の過剰投与は、肝臓障害や吐き気、胃腸障害、肝酵素の分泌過多などを起こす恐れがある。
交換は薬局や配送業者が対象だが、商品が手元にある消費者は薬局や消費者団体に相談してみるとよい。問い合わせはフリーダイヤル0800・728・6767かwww.tylenol.com.brへ。