ニッケイ新聞 2013年5月29日
琴奏者の内藤方干さんは毎年地元で定期演奏会を開くほか、海外でも演奏活動を行っており、琴の教室も開いている。かつてはデカセギ集住地の同県長浜市内に住むブラジル人の子供たちにも教えたこともあるという。金融危機後は多くのデカセギが帰国して今は行われていないが、「子供たちは初めて聴く音色だと言って喜んでいた」と内藤さん。今回の来伯で、新たな交流が生まれれば。
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7月に開催される日本祭りで、今年も『蚤の市』が開かれることが決まった。初開催の前回は、約400の「がらくた」のほぼ全てが購入され、その9割を出品した鹿児島県人会は大きな収益を上げたという。「いらないものを売って、県人会の収益になるのは素晴らしいこと。昨年は出品が少なかったので、ぜひ積極的な参加を」と園田昭憲会長。中には500レアルの高値で売れたものもあったとか。ちなみに、販売価格の65%が出品県人会の取り分。売れるぎりぎりの値段を見極めるのが肝!? 質問・問い合わせは直接、園田会長(11・99930・0474/同・5096・0425)まで。
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大津スポーツの宇川浩司取締役が4月、高品質インソール(靴の中敷き)のため来伯したが、先日当地の代理人から「25セット全て売り切れた」と報告があった。スポーツ店を販売先に狙ったが、購入したのはほとんど足腰の痛みに悩む高齢者だったとか。中には5〜10万円もするオーダーメイドを注文した人も。7月の日本祭りでは、ブースを設けて販売するそう。