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東西南北

ニッケイ新聞 2013年5月30日

 英国の研究機関が発表した大学ランキングで、サンパウロ総合大学(USP)が3年連続で南米一に輝いた。サンパウロ州からはカンピーナス大学(Unicamp)も3位でランクイン。ブラジルの大学はさらにもう2校が南米10傑入りしている。だが国際的に見ればUSPが世界139位、Unicampが228位という結果。さらに上を目指して頑張ってほしいもの。
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 ここ最近、サンパウロ市で増加中の新型バス停だが、28日に強く降った雨で新たな問題を露呈した。ガラス、もしくは透明なプラスチック板で屋根が作られたバス停の屋根の下で、傘をさす人たちの姿が多く目撃された。利用者たちは「新しいバス停は従来型より屋根が少し短い」と語っており、端のほうまでカバーできなかったようだ。市は「雨が横殴りに降ったから」というが、新型バス停には「日光があたると暑い」との苦情もある。
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 ブラジルの伝説のバスケットボール選手オスカー・シュミットが、脳腫瘍と戦っている。シュミットは大学などで講演活動を行っているが、4月30日にサンパウロ市で3ミリの腫瘍を摘出後、22日から放射線療法と化学療法を開始。手術後は5回の講演をキャンセルしたが、28日は大学での講演活動も再開した。シュミットは2011年5月にも7センチの脳腫瘍の摘出手術を受けており、今回が2度目の発症だ。