ニッケイ新聞 2013年6月5日
サンパウロ市名物の一つ、フェイラ・ダ・マドルガーダ(早暁市)が改修工事のために閉鎖され、商人達が臨時の営業場所を求めていると4日付エスタード紙が報じた。
非常口の前に荷物が置かれ火災が起きても逃げられない、通路の幅が狭いといった違反項目改善のための工事は、2カ月かかる見込みで、改修費は400万レアル。工事は3日に始まったが、それと並行して進んでいるのが5千店舗が臨時営業するための場所探しで、商人達はマルジナル・ド・チエテのリモン橋のそばにあるDicicoの横が適当として、市役所に営業許可を求めた。
商人達は「ここならブラスまで行くバスもある」と意見が一致、関係者同士の間では合意も成立し、一部の商人は既に商品を持ち込んだが、市役所側は、営業許可を与える事を拒んでいる。
早暁市閉鎖を不服とする商人達は、4日も市議会前で抗議行動を繰り返した。