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東西南北

ニッケイ新聞 2013年6月6日

 2レアルと5レアルの紙幣が、今年後半に一新されることが4日、中央銀行の発表でわかった。新紙幣は特殊な紙を使用し、視覚障害者が指で識別できるよう、紙幣の右下に浮き出た線が入れられている。ただ、100レ札と2レ札の色が共に青色のため、注意しないと間違えるかも。一昨年に始まった新紙幣発行プロジェクトの最後となるが、実際に市場に流通している新紙幣は全体の55%だとか。
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 サンパウロ市内のバスとメトロの料金が2日に3・20レに値上がりしたが、バスの乗客が3・25レを支払った場合、5センターボの釣り銭の不足で5センターボを損する羽目になるケースが頻発しているという。5日付アゴラ紙が報じた。ただ一方で、釣り銭をもらえないことを受け入れない乗客もいるため、3レしか請求しないコブラドールもいるようだ。いずれにせよ、当面はバスに乗る時は3・20レを事前に用意しておくか、カードを使うのが無難かも。
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 サンパウロ州ジャカレイーの病院で5月31日、集中治療室(UTI)に入っていた生後3カ月の新生児の血管に、看護助手が誤って牛乳を注入する事故が発生した。看護助手はその日の夜、自宅で客人を待たせていたため、急いで仕事を終わらせようとしてミスをしたといい、解雇されていたことが4日わかった。赤ん坊は未熟児だったが、命に別状はないとか。