ニッケイ新聞 2013年6月8日
リオ市警が7日、5月に起きたアドリアナ・モウラ・デ・ロシャ・ミランダさん(43)殺害事件で、17歳の娘が書いたと思われる供述内容の下書きが見つかったと発表した。
6〜7日付ブラジルメディアの報道によると、リオ市郊外のカシャンビに住むアドリアナさんが殺害されたのは5月25日未明。恋人で20歳のマイタイ選手との交際に反対された17歳の娘が、武術のマイタイの技を使って母親を殺害、身元が判明しにくくなるよう、遺体を焼いてから、ドゥッキ・デ・カシアスの空き地に捨てた。
当初の計画ではアドリアナさんは恋人が殺害するはずだったが、当日になって恋人が怖気づき、母親を殺害して火をつけるまでを娘が実行、恋人は遺体を運び出して捨てるのを手伝った。
娘はその後、アドリアナさんの勤務先に行って母親を探すのにお金がいると相談。会社は60レアルを渡したという。
娘と恋人は5日に逮捕され、保険金目当ての犯行を認めた。アドリアナさんは4カ月前に始まった二人の交際に反対していた。アドリアナさんにかけられていた保険金は1万5千レアルだった。