エミレーツ航空=ドバイ—東京・羽田を開通=乗換10時間、ホテルは無料
ニッケイ新聞 2013年6月8日
アラブ首長国連邦の大手航空会社「エミレーツ航空」が3日、東京・羽田—ドバイ間直行便の運行を始めた。関西、(2002年)、成田(10年)両国際空港に次ぎ3本目の路線となる。
翌4日、同社がサンパウロ市で開いた記者会見でブラジル支社のラルフ・アーズマン支社長は、関西行きを開通して以来、日本—アラブ間の商業関係が拡大してきたことを指摘。訪日ブラジル人が増加していることに触れ「最も重要な就航先」と位置づけた。
中東の経済・観光の中心地であるドバイには、リオ、サンパウロ市から毎日、カンピーナス市からは週3便運行している。
羽田便往路に限り10時間の乗り換え時間を設けたことについて、「ドバイを観光できる機会を提供したい。巨大なショッピングエリアやレストランがあるので一見の価値はある」とアピール。
座席クラスに関わらず入国ビザ、宿泊施設が無料で提供される。総搭乗時間は35時間、復路はほぼ待ち時間なしで運行される。
エミレーツは豪華な機内サービスやきめ細やかな対応等、多岐にわたる分野で400以上の賞を受賞しており国際的にも評価が高い。映画、音楽、テレビを鑑賞できる1500チャンネルや日本食の機内食サービスは全席対応、マッサージ器やミニバー付の個室(ファーストクラス)や高級車による無料の送迎サービス(ビジネスクラス以上)もある。搭乗員の大半は日ポ両語対応可。チケットは1650ドルから。
【サンパウロからの運行情報】▼往路=午前1時25分サンパウロ市発、午後9時15分ドバイ着、午前9時35分ドバイ発、午前0時1分羽田着▼復路=午前1時半羽田発、午前7時5分ドバイ着、午前10時15分ドバイ発、午後7時半サンパウロ市着。詳細は同社サイト(www.emirates.com)まで。