ニッケイ新聞 2013年6月11日
イピランガのジェトゥリオ・ヴァルガスサンパウロ州立職業学校で教員と教材が不足し、生徒が悩まされていると8日付アゴラ紙が報じた。3千人以上の生徒が学ぶ、102年の歴史がある学校だが、年始から国語の授業が行われていない、生徒全員に教科書が届いていない、教師が休暇中でも代替教員がいないというひどい状態だという。ある生徒の父親は学校を運営する機関にクレームしたものの改善は見られず、その機関は「教師の不足はない」と言っているとか。
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最近、サンパウロ市のセー広場などに小型テントが張られているのを見かける。カサビ市長の時は路上生活者の持ち物が強制撤去されたりしたが、市長交代や検察が持ち物を無理やり取り上げるのを禁じたためにセントロなどで見られるようになったテントは、コンピューターマニアが集まるキャンパスパーティのお下がり。中にはインターネット環境完備の路上生活者も。
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7日朝、ピニェイロス区のマクドナルドで18歳の男性が殺されているのが発見された。8日付伯字紙によれば被害者は額を1カ所、背中を4カ所撃たれており、犯人は捕まっていない。被害者はバーラ・フンダ区のナイトクラブで喧嘩に巻き込まれ、追いかけられた末に殺されたという。その喧嘩は、ある少女が被害者に声をかけたら、少女の兄が「妹にちょっかいを出すな」と因縁をつけたのが原因とか・・・。