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アルゼンチン=首都郊外で列車事故=3人死亡、155人ケガ

ニッケイ新聞 2013年6月14日

 アルゼンチンの首都ブエノスアイレス郊外で現地時間の13日朝7時過ぎ、列車の衝突事故が起き、3人の死者、155人の負傷者が出たと同日付各紙サイトが報じた。 事故が起きたのは首都の西方約30キロの地点にあるカステラル駅付近。駅の数メートル手前の地点に止まっていた空の列車に乗客を乗せた列車が衝突した。一つの車両の上に別の車両が乗り上げ、その他の車両は事故の衝撃で脱線、男性2人と女性1人が死亡し、155人が重軽傷を負う事故となった。
 現場には救急車数十台が出動、負傷者らは近隣の七つの病院に運ばれた。事故があったモロン市の市長によれば、原因は調査中だという。
 同国の鉄道は、ブエノスアイレスと近郊都市間を中心に毎日何百万人もの乗客を運んでいるにもかかわらず、メンテナンスなどへの投資が十分に行われていない状態が数十年も続いている。
 2012年2月22日には、ブエノスアイレスの中心部のターミナル駅構内で、満員だった車両のブレーキが掛からずに衝突し、51人が死亡、700人以上がケガをする事故が起きている。