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ジウマ大統領が訪日延期=国内の抗議行動収まらず

ニッケイ新聞 2013年6月21日

 ジウマ大統領が20日、サンパウロ市で始まった抗議行動が全国各地に広まったまま、沈静化していない事を受け、24日から予定されていた日本訪問の延期を決めたと同日付G1サイトが報じた。
 ジウマ大統領は24日にブラジルを発って日本を訪問、安倍総理との会談や天皇陛下訪問などを行った後、29日に帰国する予定だったが、全国的なデモは20日も続いており、1週間国を離れるのは無理だと判断した。
 20日の抗議行動は、全国各地で100件を超える見込みで、農業関連の新しい計画発表のために21日に予定されていたサルバドール訪問も来週に延期された。20日の抗議行動には連邦直轄区でのデモも含まれ、軍警が議会や官庁周辺の警備を強化、大統領府前の柵も2重にされている。