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ニッケイ新聞 2013年6月21日

 日本人移民80周年記念誌の刊行記念会で食べた「マニソバ」は絶品だった。フェイジョンの代わりにマンジョッカの葉を煮込んだもので、葉は苦味を抜くため1週間煮込んだものを、現地から取り寄せたとか。手間がかかるせいか、残念ながらレストラン「トメアスー」のメニューにはないが、ときおりアマゾンの料理を出すこともあるとか。関心のある人は一度訪ねてみては。住所=Rua Guarau, 122, Mirandopolis、電話=11・5589・9124
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 兵庫県加古川市名物の「かつめし」とは、ご飯の上にビフカツ(又は豚カツ)、たれ、茹でたキャベツを添えて洋皿に箸でべる料理。町おこしにもつながる地元のメニューだ。「この人気料理をブラジルにも広めたい!」と意気込むのは、樽本庄一加古川市長と加古川商工会議所の長谷川吉弘会頭。まずは、マリンガやクリチーバの日本食レストランで試してみるそう。レストランのメニューでお目にかかれる日が待ち遠しい。
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 19日にあったイタリア戦で3対4の惜敗を喫したことで、コンフェデ杯の予選グループでの敗退が決まった日本代表。この試合の観戦会がサンパウロ市ピニェイロスのバールで開かれると聞き「日系、イタリア系のそれぞれに話が聞けるかも」と意気込み会場へ。しかし試合が始まっても誰も試合を観戦せず、ゴールですら騒いでいるのは耳子一行のみ。サポーターらしき姿は皆無だった。ギャルソンに話を聞くと「まあブラジルの試合じゃないしね」とアッサリ。素晴らしい内容の試合だっただけに、この無関心さは心が痛い。